Sherry.

――にげないで。
あたしとちゃんと向き合って。
シーン画にするつもりでした。背景に矢がぶっ刺さったエルフが累々と積み重なってて……(´Д`)みたいな。
けどもう精魂尽きた感じ。

家族も集落の皆も、みんな大嫌いだったけど一応ちゃんと仲間でした。
だから最後くらい、異端視するのはやめて素のままの自分を見て欲しいとシェリーは思ったんでしょう。
本当は仲間はずれなんかじゃないんだよって、ずっとそう言いたかったのかもしれない。

シェリーにとって「エルフの集落を敵に回す」ということは、決死の覚悟だったわけです。
今までずっと酷い仕打ちも我慢して、耐えて、こらえてきたわけだけど、
ようやく覚悟したんです。二度とここに戻らず、そしてエルフとしての生きかたを捨てるって。
今までも散々だったけど、これからも散々な道を歩くって決意です。
だってエルフは人間と一緒に暮らせないもんね。基本的には。
シェリーはきっと強くなりました。
機会があったらグレンとシェリーカップルで描きたいな。

09/03/06/

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