『魔幻の鐘』盗作事件とその顛末

もう十年以上も前、小説家になろうができてすぐの頃のお話です。
興味本位のエゴサで自分のHNを検索していたところ、とある掲示板サイトにて『魔幻の鐘』が掲載されているのを発見しました。
載せた覚えのないサイトだったので開いて読んでみると、作者名が書き換えられ、なおかつ批評依頼に出して見ず知らずの人間に修正してもらうなどというまさに成り済ましの現場に直面してしまいました。
具体的な被害状況は下記のとおりです。
  • ・タイトル、サブタイトル、内容が全く同じ
  • ・登場人物や地名も全く同じ
  • ・「下手でごめんなさい〜」と言いながら批評依頼を出していた
  • ・なおかつ、その批評結果に従って勝手に改行したりと手を加えていた(し、そのやりとりはリアルタイムで続いていた)
  • ・あとがきまで語尾を変えて丸写しだった
掲示板の管理人様にメールをし、大事にせずに収束させられました。
当時の掲示板サイトも閉鎖になっているようで、痕跡もみつかりません。しかし十五歳の私は相当傷ついたしたくさん泣きました。
私が楽しみながら、苦しみながら、時に身を裂くようにして込めた時間と気持ちのすべてを横から汚れた手で奪い去られたように思いました。

今後またこのような事件が起こらないことを祈っていますが、
もしも『無断転載を見つけた!』という方がいらっしゃれば、TwitterのDMやメールフォームからコッソリお知らせ下さい。
直接相手のもとに連絡をする前に、どうかご一報くださいませ。
作者が責任をもってなるべく理性的に対応したいと思います。
ご協力のほど、よろしくお願いします。


07/03/05/(初稿)
20/03/26(修正)